一、高位の在家より、少年得度した僧侶を上座に置くべき

若輩たりと雖も高位の檀那より末座に居くべからざる事(日興遺誡置文)

 

一、論議講説等を好み、他を交えないようにすべき

論議講説等を好み自余を交ゆべからざる事(日興遺誡置文)

 

一、南無妙法蓮華經を唱え、折伏摂受すべき

(立正安国論、三大秘法抄等)

 

一、本尊授与は、身に傷を受け、又は在所を追放せられるほどの題目の弘通を成したものに限るべき

日興の弟子分に於ては、在家出家の中に或は身命を捨て或は疵を被り若は又在所を追放せられ一分信心の有る輩に忝くも書写し奉り之を授与する者なり(富士一跡門徒知存事)

 

一、宗祖と時の貫首には本迹勝劣がある

我が未来に於て予が仏法を破らん為に一切衆生の元品の大石、第六天の魔王、師子身中の蝗蟲と成つて名を日蓮に仮りて本迹一致と云う邪義を申し出して多の衆生を当に悪道に引くべし、若し道心有らん者は彼等の邪師を捨てて宜く予が正義に随うべし、正義とは本迹勝劣の深秘、具騰本種の実理なり(本因妙抄)

 

日興弟子分の本尊に於ては、一一皆書き付け奉る事、誠に凡筆を以て直に聖筆を黷す事、最も其の恐れ有りと雖も(富士一跡門徒知存事)

 

一、南無妙法蓮華經の号された本尊は、貫首以外が作成したものでも尊重すべき

依法不依人(涅槃經)